WEB歳時記


【10月】
街がカボチャ色に染まる10月。
「ハロウィン」ってそもそも何?

【第8回】 街がカボチャ色に染まる10月。「ハロウィン」ってそもそも何?

「ハロウィン」とは、アメリカやイギリスを中心に毎年10月31日に行われる伝統的な行事。お化けに仮装した子供達が、近所の家の玄関で「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ)」と唱え、お菓子やキャンディーをもらい歩く「ハロウィン・パレード」がよく知られていますが、最近では日本でも親子で参加できる地域イベントとして開催する所が増えています。

この「ハロウィン」の起源は、元々はケルト人が秋の収穫を祝っていた宗教的行事「収穫感謝祭」だとされています。古代ケルトでは1年の終わりは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていました。これらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火などをしていた祭りがその後カトリック教会に取り入れられ、アメリカで民間行事として定着したのだとか。

ちなみにこの焚き火を模して今も行なわれているのが、オレンジ色のカボチャを顔型にくり抜きロウソクを灯したちょうちん「ジャック・オ・ランタン」。ハロウィンに欠かせないシンボルとして、パレードをちょっと不気味に演出しています。

「ジャック・オ・ランタン」ハロウィンに欠かせないシンボルとして、パレードをちょっと不気味に演出

ところで日本でハロウィンが知られるようになったのは、1983年に「キデイランド原宿」で行なわれたハロウィン・パレードがきっかけだとか。
また、アメリカから日本に進出したテーマパークでもハロウィンの仮装イベント等が開催されるようになり、少しずつハロウィンは日本に馴染んでいったのです。

特に最近では、元々アニメやゲームなどのファンを中心に盛んであった、お気に入りのキャラクターに扮するコスプレ文化がハロウィンと融合。若者による仮装・コスプレのイベントとして日本式にアレンジされたハロウィンが盛り上がりを見せ、新たな日本の年中行事として急速に広まりつつあります。

ハロウィンの仮装イベント

この日本式ハロウィンは本家の欧米人たちからも注目を浴び、支持されるという逆転現象も起こっているとか。こうして独自の文化として根付いた日本のハロウィンが今後どのように発展していくのか、毎年楽しみながら見守っていきたいものですね。

ハロウィンタトゥーシール


※この記事は、2016.10.01に掲載されました。