WEB歳時記


【9月】
夏の疲れがドッと出る秋口。
有効な「夏バテ」解消法は?

【第7回】 夏の疲れがドッと出る秋口。 有効な「夏バテ」解消法は?

強い日差しと夏の暑さも少し和らぎ、過ごしやすくなり始めた9月。でも実は、こんな時季こそ夏の間に溜まった疲れが一気に出て「夏バテ」の症状が出やすいので要注意です。

人間の体は、日本の夏のように高温・多湿な状態に置かれると、体温を一定に保とうとして必要以上のエネルギーを消費し、負担を強いられます。その負担が過度に強くなったり、暑さが毎日続いて長引いたりするとそれに対応しきれず、体に溜まった熱を放出できなくなって、発熱したり、胃腸の働きが弱まったりするのが夏バテの仕組みです。
特に今年の夏は猛暑でしたが、そんな暑い時季、急に冷房の効いた部屋に入ると、温度変化に自律神経が反応、あわてて体温調節を行ないます。これが一日に何度も繰り返されると自律神経自体が疲れてしまい、バランスが崩れて不眠症やだるさに繋がります。さらにこれがひどくなると、めまい、食欲不振、頭痛なども引き起こすことになるのです。
また日本の夏では、普通に生活していても1日2〜3リットルの汗をかくもの。その汗によって、体内の水分はどんどん少なくなります。そして汗をかくと多くのビタミンやミネラルも体から失われます。これを補うだけの水分補給をしないと頭痛、鼻水、むくみなどが起き、ひどい時には下痢や嘔吐などの症状が出る場合もあります。

そこで夏バテを感じた時は、以下のようなセルフケアが有効です。

  • 十分な睡眠時間を確保し、疲労回復を心がける。
  • なるべく部屋の外と中の温度差が5度以下になるよう室温を設定。それができない場合は着衣で調節する。
  • 汗をかいたらスポーツドリンクなどでこまめな水分、ミネラルの補給を。
  • 食事は豚肉やウナギなどビタミンB群のほか、緑黄色野菜やフルーツなどビタミンCを含む食材を多く摂る。
  • 38〜40度位のぬるめのお湯でゆっくり入浴。リラックスして自律神経の働きを整える。

ビタミンCを多く含むフルーツも効果的

夏バテの症状をそのまま放置すると、悪化した場合は慢性疲労に繋がることもあります。夏バテ気味かな?と思った時はしっかりとセルフケアを行なって、元気にこの時季を乗り切ってくださいね。



※この記事は、2016.09.01に掲載されました。